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一人一人が考えるテレワーク⑤

太閤のブログ
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2020. 05. 22

政府により緊急事態宣言が発令されてから、大阪本社においては社員の座席を移動したり数人がテレワークで業務に従事したり、と社内の「密」を避ける工夫をしています。私もテレワークで業務を行うよう指示があり、自宅でテレワークを行うことになりました。

 

自宅には個人のスペースはないため、場所(仕事場)をどうしようか、主婦業との切り分けをどうしようか、当初は戸惑いもありましたが、あれこれ思案するよりもまずは行動をと思い、自分なりにやりやすい環境を作るようにしました。そうやって自宅でのテレワークを行っていると、仕事のやり方にも徐々に慣れ、今までとは違うものが見えてきました。

 

不動産業務をテレワークで行う…。やり始めた頃は全ての業務をテレワークだけで出来るとは思っていませんでしたが、実際やってみて思うのは、環境さえ整えられれば大概のことは出来てしまうだろう、というのが率直な感想です。

 

「会社内で出来ること」は自宅でも出来るということ。電話やメールでの営業活動は、どこにいても出来ます。机上調査、報告書・提案書・契約書などの書類作成作業は、むしろテレワークの方が向いていると思います。誰にも邪魔されることなく、業務に集中できます。どうにもならないのは『押印』ぐらいでしょうか。

 

そして、今後を見据えてのオンライン会議システムの利用。会社から離れた場所にいても、パソコンやスマートフォンを利用して朝礼や会議に参加し、東京支店の社員ともオンライン会議を通じ、不動産案件毎に意見交換を行っています。もちろん社内だけの話ではなく、対応が可能な外部の方ともオンライン会議を積極的に行っています。

 

社員間のコミュニケーションは電話やこのようなデジタルツールを活用することで十分取れるのですが、会社を離れることで、今まで当然に肌で感じていた「余白」の部分を感じ取ることが出来なくなり、日々の業務連絡で「読み取ろう」「感じ取ろう」と敏感になってくるのが分かりました。

 

自宅でテレワークを行うことのメリットは、通勤時間が無いことです。私のように家庭において主婦であると、主婦業も発生しますから、業務開始までの時間を有効に使うことができます。昼食も冷蔵庫の残り物でチャチャっと作ることで節約にもなります。ただ、職場=自宅なので「公私」の区別意識を常にもたなければなりません。

 

自己の裁量で勤怠の時間管理を行い、公私を分けることで「私」を優先させ、「公」を後回しにできてしまえるので、大変有意義に時間が使えます。が、「公」を後回しにしてしまった結果、終業時間が遅くなってしまうこともあります。家族の理解を得ながら、時には我慢してもらう事もあり、どちらにも偏ることなく家族と仕事のバランスを取っていくことが大切になってくると感じます。そんなこんなで、夫が在宅中の時は気を遣うのですが、同時に「家で仕事をされると気ぃ遣うわ」と言われてしまいます(笑)。

 

ものごとのメリットの裏には、表裏一体のデメリットも存在するということ。テレワークを行うにおいても同じで、メリットとデメリットのバランスを取り、今後、社会における働き方が変化していく中、今あるデメリットを受け入れ消化し、どれだけ「デメリットではない」状態に変えていけるかが、大事になってくるのではないでしょうか。

 

 

(大阪本社 不動産営業部 N.I )

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